吹奏楽団Festaによるブログです
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HN:
吹奏楽団Festa
性別:
非公開
自己紹介:
12/30から1/4までの期間限定吹奏楽団です。
日本全国から、1/4の演奏会のためにメンバーは集まります!
日本全国から、1/4の演奏会のためにメンバーは集まります!
熊本地震から一年がたちました。
当団は年に一度、全国各地からメンバーが集うからこそ、
このような大きな災害は決して他人ごとではありません。
2001年に結成した当団は、
2004年の中越大震災で、参加したくても参加できない仲間がいる現実に直面しました。
そういった状況の中で私たちは、仲間にエールを送り、現地の人たちにエールを送り、
自分自身が吹奏楽を楽しみ続けることができることに感謝し、それを音楽で表現したいと考えるようになりました。
そんな当団は、今年のニューイヤーコンサートにおいて、
真島俊夫作曲の「太陽(ひ)は水平線に燃え上がる」という曲を演奏しました。
様々な思いを込めて選曲したのですが、
その中で私たちはとても偶然とは思えない体験をしたのです。
★その1「熊本ウインドでの出会い」
12年連続で参加している熊本在住のテナーサックス奏者のHさん。
Hさんは現在、熊本ウインドオーケストラで副団長兼副指揮者という要職についています。
当時文教大学1年のHさんに吹奏楽団Festaを紹介したのは、同じ大学の先輩でチューバのMさん。
このHさんとMさんが知り合った場所。
そこが「熊本ウインドオーケストラ」でした。
そしてもう一人のフェスタ熊本県人会員、ホルンのMさんも、熊本ウインドに所属した経験がありました。
(この曲の初演の練習にも立ち会っていたそうです)
そんな、当団と不思議なご縁で結ばれた(と勝手に思っている)熊本ウインドオーケストラが
「唯一」委嘱した作品(1999年)の作曲者。
それが、震災から一週間とあけず他界された真島氏でした。
震災で日常生活すらまともに過ごせない仲間がいる一方。
神奈川大学などで真島氏本人から多くの影響を受けた仲間もまた、涙している。
その事実に気づいた瞬間、
「この曲は、吹奏楽団Festaが演奏しなくてはいけない曲だ」
と、言葉にできない不思議な確信をもって選曲しました。
しかし、このあと不思議なことが立て続けに起きたのです。
★その2「真島氏のト書き」
楽譜を購入後に発覚したこと。
真島氏のスコアには、2001年に追加したであろうト書きがあり、
このような記載がありました。
-------
しかしやはり私は未来を信じたい。
混沌とした海に沈んでいった太陽が、
再び希望と力を取り戻して
水平線に姿をあらわすことを。
-------
まるで、今の熊本へのエールのように聞こえませんか?
もちろん偶然でしょうが、私たちには、熊本へのエールとしか思えなくなっていました。
そして、さらに・・・。
★その3「真島氏による密かな改訂」
唯一市販されている初演音源(響宴IV)はもちろん、
出版社のホームページも記載されていない楽譜の改訂が、
2004年にひっそりと行われていました。
いくつかの大胆な改訂の中で特筆すべきは、
中間部にテナーサックスの「Jazz Style Obbligato Solo」が加わっていたこと。
太陽が沈み、夜が訪れたかのような雰囲気の中間部で奏でられるこのソロは、
熊本の夜の街の片隅で響き渡るJazz演奏を暗示しているかのようでした。
夜の街のJazzバーからこぼれるかすかな光が、
復興への希望の光となり、
やがて再び太陽が水平線に燃え上がるような後半部へと続く・・・
ように思えたのです。
もちろんこのソロは、震災の影響も残る中、調整して参加した
熊本ウインドのHさんが演奏したことは言うまでもありません。
真島氏への想い、熊本への想いをもって選曲した楽譜には、
真島氏の十八番ともいうべきJazz soloが加わり、
それを、熊本ウインドに所属するHさんが演奏する希望の光によって、
再び希望と力を取り戻した太陽を導く・・・。
うまく表現できませんが、
今年の演奏会前の合宿中、出演者はみな、
偶然にしては出来すぎのストーリーに鳥肌を立てていました。
地震大国に住む我々にとって、決して他人ごとではないからこそ。
熊本への想い、真島氏の想い、そして吹奏楽団Festaとしての想い。
今日という日に、いま一度かみしめたいと思います。
・・・そして。
一年前には開催を断念した熊本ウインドオーケストラの演奏会が2年ぶりに開催されます!
チャンスがある方は、ぜひ伺ってみてはいかがでしょうか。
-------
熊本ウインドオーケストラ
第29回定期演奏会
2017年5月5日(金・祝) 13:00開場 13:30開演
熊本県立劇場コンサートホール
入場料 一般1,000円 学生800円
http://kumamotowind.com/
当団は年に一度、全国各地からメンバーが集うからこそ、
このような大きな災害は決して他人ごとではありません。
2001年に結成した当団は、
2004年の中越大震災で、参加したくても参加できない仲間がいる現実に直面しました。
そういった状況の中で私たちは、仲間にエールを送り、現地の人たちにエールを送り、
自分自身が吹奏楽を楽しみ続けることができることに感謝し、それを音楽で表現したいと考えるようになりました。
そんな当団は、今年のニューイヤーコンサートにおいて、
真島俊夫作曲の「太陽(ひ)は水平線に燃え上がる」という曲を演奏しました。
様々な思いを込めて選曲したのですが、
その中で私たちはとても偶然とは思えない体験をしたのです。
★その1「熊本ウインドでの出会い」
12年連続で参加している熊本在住のテナーサックス奏者のHさん。
Hさんは現在、熊本ウインドオーケストラで副団長兼副指揮者という要職についています。
当時文教大学1年のHさんに吹奏楽団Festaを紹介したのは、同じ大学の先輩でチューバのMさん。
このHさんとMさんが知り合った場所。
そこが「熊本ウインドオーケストラ」でした。
そしてもう一人のフェスタ熊本県人会員、ホルンのMさんも、熊本ウインドに所属した経験がありました。
(この曲の初演の練習にも立ち会っていたそうです)
そんな、当団と不思議なご縁で結ばれた(と勝手に思っている)熊本ウインドオーケストラが
「唯一」委嘱した作品(1999年)の作曲者。
それが、震災から一週間とあけず他界された真島氏でした。
震災で日常生活すらまともに過ごせない仲間がいる一方。
神奈川大学などで真島氏本人から多くの影響を受けた仲間もまた、涙している。
その事実に気づいた瞬間、
「この曲は、吹奏楽団Festaが演奏しなくてはいけない曲だ」
と、言葉にできない不思議な確信をもって選曲しました。
しかし、このあと不思議なことが立て続けに起きたのです。
★その2「真島氏のト書き」
楽譜を購入後に発覚したこと。
真島氏のスコアには、2001年に追加したであろうト書きがあり、
このような記載がありました。
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しかしやはり私は未来を信じたい。
混沌とした海に沈んでいった太陽が、
再び希望と力を取り戻して
水平線に姿をあらわすことを。
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まるで、今の熊本へのエールのように聞こえませんか?
もちろん偶然でしょうが、私たちには、熊本へのエールとしか思えなくなっていました。
そして、さらに・・・。
★その3「真島氏による密かな改訂」
唯一市販されている初演音源(響宴IV)はもちろん、
出版社のホームページも記載されていない楽譜の改訂が、
2004年にひっそりと行われていました。
いくつかの大胆な改訂の中で特筆すべきは、
中間部にテナーサックスの「Jazz Style Obbligato Solo」が加わっていたこと。
太陽が沈み、夜が訪れたかのような雰囲気の中間部で奏でられるこのソロは、
熊本の夜の街の片隅で響き渡るJazz演奏を暗示しているかのようでした。
夜の街のJazzバーからこぼれるかすかな光が、
復興への希望の光となり、
やがて再び太陽が水平線に燃え上がるような後半部へと続く・・・
ように思えたのです。
もちろんこのソロは、震災の影響も残る中、調整して参加した
熊本ウインドのHさんが演奏したことは言うまでもありません。
真島氏への想い、熊本への想いをもって選曲した楽譜には、
真島氏の十八番ともいうべきJazz soloが加わり、
それを、熊本ウインドに所属するHさんが演奏する希望の光によって、
再び希望と力を取り戻した太陽を導く・・・。
うまく表現できませんが、
今年の演奏会前の合宿中、出演者はみな、
偶然にしては出来すぎのストーリーに鳥肌を立てていました。
地震大国に住む我々にとって、決して他人ごとではないからこそ。
熊本への想い、真島氏の想い、そして吹奏楽団Festaとしての想い。
今日という日に、いま一度かみしめたいと思います。
・・・そして。
一年前には開催を断念した熊本ウインドオーケストラの演奏会が2年ぶりに開催されます!
チャンスがある方は、ぜひ伺ってみてはいかがでしょうか。
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熊本ウインドオーケストラ
第29回定期演奏会
2017年5月5日(金・祝) 13:00開場 13:30開演
熊本県立劇場コンサートホール
入場料 一般1,000円 学生800円
http://kumamotowind.com/
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