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吹奏楽団Festaによるブログです
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HN:
吹奏楽団Festa
性別:
非公開
自己紹介:
12/30から1/4までの期間限定吹奏楽団です。
日本全国から、1/4の演奏会のためにメンバーは集まります!
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こんにちは、吹奏楽団Festaです。
今日は、今年のFestaがどのように出来上がっていったのか、ゆっくりとレビューするシリーズの第6日目をお送りいたします。

1月4日、合宿6日目。
いよいよ本番当日です。

6:00 朝食
この日は、全員揃った朝食ではありません。
朝早いうえに出発時間が異なるため、持ち出し可能な朝食を手配しており、
食堂で食べる人もいれば、バスの中で食べる人、さまざまです。

各自、忘れ物チェックをして、バスに乗り込み、いざ出発です。

過去には、
玄関まで持ってきた楽器を忘れたり(複数人)、
早朝で凍結した露面に足をとられ、背負っていた楽器をバックドロップした人もいるため、
焦る気持ちをおさえ、落ち着いてバスに乗り込みます(願望)。



6:30 先発バス出発
7:00 後発バス出発

そして、いよいよバス出発。
一路、ホールへ向かいます。

9:00 ホール入り
施設では、一年の無事故を祈念したお祓いが行われていたのか、
舞台袖には神棚が鎮座される中、仕込みがはじまります。

打楽器チームによる搬入、舞台設営チームによる舞台設営に並行し、
プロジェクターによる映写テストも行われます。

実は、この映写テストがうまくいかないことを考慮し、
9時45分の段階で、リハーサル順を「プロ順」「逆プロ」にするかの判断をする予定になっていました。

映写テストの結果は、「非常に良好」。
その結果、当団理想の「逆プロ」でリハーサルを行うことになりました。

リハーサルを逆プロにする理由は大きく3つあります。
・リハーサルが押しても、最後に行う曲が1曲目のため、スムーズに開場に至れる
・冒頭に(照明や音響の)演出が多いアンコール曲をすることで、舞台スタッフさんの負担軽減
・当団のアンコール曲は比較的繊細な曲作りが不要なため、音出し的に使いやすい

こういった理由で、リハーサルが始まります。

10:15 リハーサル開始
リハーサルに設定された時間は、2.5時間。
全曲通しは厳しいため、いくつかの曲は端折りながらリハーサルを進めます。

ですが、必ず通さないとまずい曲があります。
それは、当日のみのエキストラがいる場合。
そのあたりも、加味しながら、制限時間ギリギリまでリハーサルが続きます。

12:45 リハーサル終了
当団の演奏会は「全席指定」のため、焦ってよい席に向かおうとするお客さんはおられません。
開場まで残り15分、舞台の準備が定刻に間に合わない場合は、
「ロビーのみの開場」でお客様をホールに迎え入れるスタンスも視野に入れ準備しています。

リハーサルが終わった奏者は、つかの間の昼食休憩に入ります。

そして。
14:00 本番

ここで、ついに起こりました。
「フェスタ・カーブ」

フェスタ・カーブとは。
右肩上がりの「曲線」のこと。

横軸は時間、縦軸は演奏のクオリティ。

通常の成長直線の上を行く曲線がこの楽団ではしばしば描かれることから、
これを「フェスタ・カーブ」と呼んでいます。

フェスタ・カーブを作り出すのは、一人一人の演奏者。

様々な楽団で、音楽スタッフの中核を担った人たちが数多く参加しています。
指揮者として、セクションリーダーとして、パートリーダーとして、
音楽に対して真摯に向かい合い、どう改善していくかを考え実践した経験がある人が多いからこそ。
一人一人が、受け身にならず主体的に音楽に向き合い、改善点を自覚することができる。
それが、フェスタ・カーブを作り出すのです。

そんな今年のフェスタカーブは、まちがいなく近年の中では一番でした。
それを作り出したのは、ADさん、そして一人一人の力によるものです。


演奏会は、「ライブ」です。
真剣に音楽に取り組む姿を目の当たりにでき、そして体で感じる音楽を体験できる場です。

今の時代は、レコーディング(良いところを切り貼り)された音源が容易に聞ける時代です。
レコーディングなら、傷は切り取ることができるため、ミスのない正確な演奏を「耳」で聴くことができます。

当団のライブ演奏では、レコ―ディングされた音源のクオリティにも、
コンクールのように12分の演奏だけに長時間を費やし制度を上げるなどした、ハイクオリティな演奏もできません。
正直、多少の事故も起きてしまいます。
ですが、それらにはないたくさんの面白さが当団の演奏にはあると信じています。

「ライブの良さ」だけに、こだわってきた当団。
ひとつの演奏会をきいたとき、お客様にどんな思いになってほしいのか。
そこに照準をあてて、演奏会を行っています。



一年に一度、
たった一週間、
全国各地から、
我々は集う。

たった一週間、されど一週間。
よりよい音楽を創るために過ごした、アマチュアたちの渾身の演奏です。
ご来場いただいた皆様に、楽しんでいただけたならば幸いです。

演奏会にお越し頂けなかった方は、
五感を研ぎ澄まして聞くことはできないでしょうが、
「耳」だけならYoutubeでも当団の演奏を聴くことは可能です。
たくさんアップされていますので、ぜひご視聴いただければ幸いです。


演奏会直後から始まったブログも、ようやく演奏会までたどり着きました。
ですが、家に帰るまでが演奏会。
あともう少しだけ続きますが、最後までお楽しみくださいね。

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こんにちは、吹奏楽団Festaです。
今日は、今年のFestaがどのように出来上がっていったのか、ゆっくりとレビューするシリーズの第5日目をお送りいたします。

今日も、朝一番はフェスタ恒例「モーニングラジオ」で始まります。
そもそも深夜まで騒いでるのが悪いんですが(笑)、朝起きれない人多数のため、
健康的な生活をどうやったら送れるのか・・・

そこで登場したのが、人気アナウンサー(自称)のトミパン先生。
以前は、スタッフが「朝食の準備ができました」と館内アナウンスをしていたのですが、
数年前から、このトミパンRadioがスタート。
朝から爆笑ネタで、聴き逃すまいと早起きするメンバーが増えたのでした。


(人気アナだけに、映像もばっちり収録されていますw)
今年は、昨年デビューした新米アナのKAZUYOさんと二人三脚のモーニングラジオが繰り広げられました。

さて、いよいよ合宿最終日の今日の練習予定は写真のとおり。


ゲネプロの直前まで細かい練習が続きます。
これまでいろんなネタがブログにも登場しましたが、
音楽に取り組むときはまさに真剣そのもの。


そして、ついにゲネプロ。
流れを確認しながら、全曲通しが続きます。

舞台裏演奏も、本番を想定して「合奏場の外」で演奏します。
本番に客席では見えなかったシーンも、せっかくなのでご紹介。

・「城の大砲だ!」冒頭部分


・「テ・デウム」の遠くで鳴る大砲


・2幕の舞台裏のスネアドラム


・「風が動かす」のオフステージ・トランペット


そして18時。午後の練習が終わります。
指揮者から、改めて合宿中の練習終了が宣言されます。

食後は、施設内の一斉片付けと打楽器の搬出。
今夜も使用する場所以外の片づけを全員で役割分担すると同時に、
打楽器は梱包しトラックに積み込みます。

割り振られた役割を全員で一気にこなし、30分強ですべて終了すると、その後は自由時間。
それぞれの時間を過ごしながら、吹かない練習時間を過ごします。

吹かない練習とは。
ゆっくりお風呂に入り、疲れを癒す(中には、近隣のホテルの大浴場で羽を伸ばす人も)、
学級委員が録音した音源をスタッフが素早くCD化した録音を聴く、
時間の許す限り練習をする、
時間の許す限り交流を深める。

それらが、通称「フェスタカーブ」を形作っていきます。
※「フェスタカーブ」については、次回ご紹介します。

手段は人それぞれ。
自らに足りないものは何か。それに真正面から向き合いながら、
合宿最後の夜は更けていきました。

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こんにちは、吹奏楽団Festaです。
今日は、今年のFestaがどのように出来上がっていったのか、ゆっくりとレビューするシリーズの第4日目をお送りいたします。

今日の練習予定は写真のとおり。

随所に「通し」という単語が出てきます。

それもそのはず、翌日1月3日には、ゲネプロがあります。
その前に一度通し練習を行い、各自が曲を通したときの課題に向き合い、
録音視聴して客観的に修正ポイントを認識するために、必要な過程です。

宇宙の音楽は、昨日までの細かい練習が功を奏し、いい感じになりつつあると各自が手ごたえを感じていました。
そして、ある程度形になってきたからこそ見える、新たな課題。
この難曲を5泊6日の合宿だけで本当にやるのか。
その答えは確実に見え始めてきました。
(まだまだ、油断はできませんが)


そしてトスカも通しを行いましたが、こちらの課題はまだまだ山積しています。
演奏面が気になる中ですが、並行して様々な演出面が固まってきました。

午前中に行ったピストル射撃訓練。
ホールで使用するには、消防署への申請も必要なため敬遠されることも多い楽器ですが、
当団では、そういう特殊楽器こそ、積極的に取り入れて演奏しています。

トスカのクライマックスで使用するピストルも、入念にチェックが入ります。


このピストル、運動会等で使用される「スタートピストル」を使用しています。
火薬も、通常のものだけでなく、
小学生等のために音量を抑えたものも事前に用意していたため、音量・発砲数などを確認しました。

実は、ここに一つ裏話が。
初回合奏時、打楽器チームから、「事前に用意したスタートピストルだけでは足りないのでは」という危惧の報告があったため、12/30の夜に急きょ、アマゾンにてスタートピストルを購入。

12/31発送、1/1到着予定と表示されていたものの、
本当に届くのか心配でしたが、無事(すごいですね!)。
結果、手配したものを含む4丁のスタートピストルが採用されることとなりました。


そんな一日の練習終了後。
濱本からこれまで最も練習時間の少ないであろう「時計台」について、「解釈が固まった!絶対良い演奏ができる!」との宣言が飛び出します。
その発言にメンバーは沸きましたが、その直後に残業が課せられ、ややブーイング(汗)。
およそ20分ほど、濱本から解説が施されました。

ちなみにその解説を踏まえた合奏はゲネプロまでありませんでした。
翌日のスケジュールを踏まえた上での残業は、音楽に妥協しない濱本の一面が垣間見えた瞬間でもありました。

なぜ残業でブーイングが出たのかというと。
この日の夜は「前日は全員就寝時間が設定」され、
一方で「翌日は本番前日」という間に挟まれた夜。
楽団内のコミュニティが成熟した中で、一番羽を伸ばせる日だったからです。
案の定、この合宿一番の大盛り上がりを見せた夜でした。

数々の交流企画もありながら、親睦を深めるメンバーたちがいる一方、
納得できるまで練習する音も深夜まで鳴り響く。
フェスタらしい一夜が更けていったのでした。

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こんにちは、吹奏楽団Festaです。
今日は、今年のFestaがどのように出来上がっていったのか、ゆっくりとレビューするシリーズの第3日目をお送りいたします。

世間は元旦ですが、この施設にはまったくそんな気配はありません。
しいて言えば、朝食にお雑煮が出たことくらいでしょうか(笑)

今日のスケジュールは写真のとおり。

非常に細かい分奏と合奏が続きます。

時間配分は必然的に、トスカと宇宙が多くなり、例年以上に細かい練習が設定されました。
課題をミクロなところから丁寧に消化していく作業が続きます。

加えて、ついにチームADによる「ビッグ・バン プロジェクト」が発動します。

当初は「ビッグ・バンを起こしているところを指摘して、練習してもらう」という方針でしたが、
気が付けば「これを重点的に練習しましょう」というアドバイスに変化。

加えて、この課題リストを施設各所に掲示するつもりでいましたが、
ここは、笑いを大切にフェスタクオリティの発動。

なんと、メンバーの背中に貼り付けたのです!!


これには、メンバーも大ウケ。
各人がこぞって写真を撮っていました。

そして。
その写真を見返しながら、書いてある課題を冷静に読んでいました。

5泊6日の合宿で、通常の楽団のような根詰めた練習が続くとメンタルが崩壊しかねません。
そこで、いかに合宿期間中に「大笑い」して、気持ちをほぐしながら、音楽に専念するか。

そういったフェスタ流の「笑顔を大切にしながら、音楽に専念する」というスタイルを
良く理解したチームADの会心のネタにより、
少しずつ、でも確実に状況は右肩上がりの様相を醸し出しはじめたのでした。


そして、21:30に練習は終了。
終礼後には、いつものようにパートリーダーと指揮者が集合していました。
ここで、指揮者とパートリーダーの意見交換会が行われます。
主体性を持ったパートリーダーと指揮者の会議はおよそ10分程度。
この会議を経て翌日の練習計画が立てられるのです。


その一方で、今日は合宿の中日。
学級委員主導の26時完全就寝の日でもあります。
昨夜とうってかわって、合宿所内は貴重な時間を有効に使おうと、
ギリギリまで練習する人、交流を深める人、人ぞれぞれに時間を過ごし、
26時には、この合宿一番の静寂の夜を迎えることになるのでした。

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こんにちは、吹奏楽団Festaです。

今日は、今年のFestaがどのように出来上がっていったのか、ゆっくりとレビューするシリーズの第2日目をお送りいたします。

7:20
近年恒例の館内アナウンスによるモーニング・ラジオでスタート。

8:00 朝食、個人練習
朝食時に、本日のスケジュールが発表になります。


合宿の午前中は、基本的に個人練習・パート練習の時間に充てられます。
その合奏を学級委員が録音し、スタッフが編集し作成したCDが録音視聴室に置いてあるだけでなく、
Youtubeにも限定公開されているため、演奏するばかりでなく、口を休めながら合奏の復習をする時間にも充てる人もいます。


またこの午前中は、比較的学級委員が活躍する時間でもあります。
各パートを回ったり、通りすがりの人たちの様子を見ながら、
体調不良者だけでなく、メンタル的に疲れていそうな人も素早く対応してくれます。

12:00 昼食
13:30 午後コマ開始

午後になり、いよいよ合奏スタート。
「大草原の歌」を丁寧に合奏したのち、「宇宙の音楽」にしっかりと時間を割きます。
特に、早い部分「小惑星帯と流星群」は多くの時間が割かれました。
指揮者の田中は、一番練習しないといけないところだからこそ、明日以降のパート練習・分奏が効果的になるよう、
多少カタチが見えるところまで丁寧に詰める作戦に出たようです。

17:00 午後コマ後半戦
そして30分の休憩後、トスカの合奏が始まります。
しかし、前日の合奏で色々解説した部分の浸透度が低かったこともあり、
宇宙の音楽以上に難航しそうな気配がはっきりと見えてきます。

宇宙の音楽含め、あちこちが「崩壊」している状況が浮き彫りになると、
「崩壊→大爆発→ビッグバン」と新語が誕生すると同時に、4人のメンバーが立ち上がります・・・。
(続きは次回以降のお楽しみ)

19:30 練習終了
21:00 年越しパーティ開始

カウントダウンまで残り3時間になった頃。
施設の玄関前エントランスを利用した、年越しパーティが開催されようとしていました。

立食パーティスタイルで歓談ののち、各パート単位を中心にアンサンブル演奏が次々と披露されます。


いつの間に練習していたの??と思うほど、どのパートもレベルが高く、初参加の人はみな仰天する恒例行事なのですが、
今年は例年以上に小ネタ満載の笑い納めなアンサンブル大会になりました。

そんな中、年越し10分前にアンサンブルは一時中断。
大急ぎで乾杯用の飲み物が配られ、年越しそばが配られると、雰囲気は一気にカウントダウンに向かいます。
エントランスにある大型モニターに、東急ジルベスターコンサートの様子が映し出されます。
そう、当団は音楽団体らしく、ジルベスターコンサートのカウントダウンで年越しします。


今年はカウントダウンに120人のどよめきが起き、大盛り上がりの中の年越し。
周りの誰彼かまわず乾杯しあう時間が続きました。

そして、再び年越しアンサンブルは再開。
最後に全体写真を撮影ののち、解散となりました。


しかしながら、会場では引き続き談笑する人多数。
それもそのはず、緊張感漂う5泊6日の合宿の基幹中、唯一楽団全体の緊張感が緩む夜なのです。

初参加の人も少しだけ緊張がほぐれ、
過去複数回参加しながらも、これまで話したくてもできなかった人同士が会話を交わし、
明日からの練習に向けて、一体感と連帯感を高めつつ、みんなで羽を伸ばす時間はまだまだ続くのでした。

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